知らずに買ってない? 健康を守る食品選びの基本と落とし穴
- サクマ マサヒロ
- 7月26日
- 読了時間: 4分
最近、こんなことが気になっていませんか?
✔食品添加物や農薬が気になるけれど、何を選べばいいか分からない
✔子どもや家族に安心なものを食べさせたい
✔ヘルシーと書いてあるけど、健康に良いのだろうか?
でも、「完全無農薬」「オーガニックだけ」では、続けられないし高すぎる…
そんな方のために、日常の中でムリなくできる“安全な食品選び”のコツをご紹介します。
✅1. 原材料表示は「なるべくシンプル」を選ぶ
食品パッケージの裏、見ていますか?
✔ 原材料:果糖ぶどう糖液糖、増粘剤、酸味料、着色料…があるものは避ける。
✔「原材料名」の欄が短くて見慣れた言葉だけなら、添加物や加工が少ない可能性大。
✔「カタカナの化学名」がズラリと並ぶ食品は加工度が高く、腸や肝臓に負担をかけることも。
なるべく“家で再現できそうな材料”かどうかを目安にするとよいでしょう。
✅2. 「農薬」「添加物」「遺伝子組み換え」のリスクを知る
日本の食品は「表示義務が緩い」ことが多く、知らずに避けにくいリスクもあります。
よく使われるけれど注意したいものとして
✔ ポストハーベスト農薬(輸入果物・野菜の保存のために使用される)
✔ アスパルテーム、亜硝酸Na、リン酸塩などの食品添加物
✔ 遺伝子組み換えトウモロコシ・大豆由来の加工食品
完全に避けられなくても、「頻度を減らす」「国産に切り替える」などで、体への負担を減らすことはできます。
✅3. 「買い物する店」ごと見直してみる
選ぶ食品だけでなく、「どこで買うか」も安全性に直結します。
・地元の無農薬・有機農家の直売所
・こだわりの食材を扱う自然食品店
・添加物を極力減らしている製造元が明確なネット通販
スーパーでも、「オーガニックコーナー」「産地直送コーナー」が増えてきています。
✅4. 食品表示の“ウラ側”を見抜くチェック法
一見ヘルシーそうでも、注意が必要なワードがあります:
・「無添加」 → “一部添加物が不使用”でも表記ができるため、すべて無添加とは限らない。
・「国産」 → 加工原料が外国産でも、最終加工が日本なら“国産”扱いになる。
・「ヘルシー」や「ナチュラル(自然派)」 → 法的な定義なし。イメージだけで判断しないこと。
・「天然由来」 → 化学処理されていても、“元の素材が自然由来”なら表記可能。天然=安全とは限らない。
・「カロリーオフ」や「糖質ゼロ」 → 人工甘味料を使用していることが多く、腸内環境に悪影響を及ぼす可能性も。
・「トランス脂肪酸ゼロ」 → 食品100g中の含有量が0.3g未満なら「ゼロ」と表記できる。完全にゼロとは限らない。
・「植物性」 → 植物由来でも“加工油脂”や“精製された食品”の可能性あり。健康的とは限らない。
・「グルテンフリー」 → 小麦不使用=ヘルシーではない。砂糖や添加物たっぷりの製品もある。
・「低脂肪」や「ライト」 → 脂肪分を減らす代わりに、糖分や人工調味料で味を補っているケースが多い。
・「機能性表示食品」 → 効果を保証するものではなく、あくまで「一部成分に関する報告がある」という意味。
・「全粒粉入り」 → 実際の全粒粉の割合は極わずかでも表示できる。主成分が精製小麦で、砂糖やショートニング、マーガリンが入っているものも多い。血糖値を上げやすいものも多い。
・「玄米クッキー」や「オーガニッククッキー」 → 玄米や有機素材が使われていても、砂糖や油分・添加物が多いとヘルシーとは言いがたい。
・「グラノーラ」 → 食物繊維が多く含まれているが、実際は砂糖、植物油、シロップが多く、意外と高カロリー。
・「植物性ミルク(アーモンドミルク、オーツミルクなど)」 → 無添加タイプでないと、増粘剤・砂糖・香料が添加されていることがある。
・「○○入りプロテインバー」 → 高たんぱくをうたう一方で、人工甘味料・糖アルコール・加工油脂が多く、腸に負担がかかる製品も。
・「乳酸菌入り」や「腸活サポート」 → 加熱処理された菌(死菌)の場合、実際の効果は限定的。添加物が多いものも多い。
・「カフェインレス・デカフェ」 → 抽出方法によっては、化学溶剤が使われているケースもある(エチルアセテート法など)。
“表示をうのみにせず、裏の原材料欄でチェック”が基本!
「安全な食品を選ぶ」のは、完璧を目指すことではなく、気づいて“選択する”力を育てることです。
一つひとつの食材が、あなたの血となり、細胞となり、体と心を作っています。
自分や家族の健康を守る小さな習慣として、今日から意識してみてください。
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