日本の食品、本当に大丈夫? 添加物・遺伝子組み換え食品の真実と身を守る方法
- サクマ マサヒロ

- 8月4日
- 読了時間: 3分
私たちが毎日口にしている食品。その安全性について、どれだけ知っているでしょうか?
「日本の食品は安全」と思われがちですが、実は他国と比べて“許可されている添加物の数”や“遺伝子組み換え食品の扱い”に大きな違いがあります。
1. 日本の食品添加物や遺伝子組み換え食品は多い?少ない?
実は、日本で使用が認められている食品添加物の数は世界最多クラスです。
たとえば、日本では約1,500種類以上の添加物が認可されていますが、
アメリカは約130種類、ヨーロッパは約80種類です。
添加物が多い食品として、カップラーメン、冷凍パスタ、加工肉(ベーコン、ソーセージ、ハムなど)、菓子パン、漬物などが挙げられます。
これらの食品は、保存料、着色料、調味料(アミノ酸など)、PH調整剤など、様々な添加物が使われています。
食品添加物は、表示義務のないものや、キャリーオーバーと呼ばれるものもあります。
また、日本では遺伝子組み換え食品(GMO)の輸入も多く、表示義務の緩さも問題です。
加工食品や外食では非表示のまま使われていることも多く、知らずに摂取している可能性もあります。
2. 添加物・遺伝子組み換え食品の“毒性”とその危険度は?
■ 添加物のリスク
すべての添加物が即危険というわけではありませんが、以下のような影響が指摘されています。
・肝臓や腎臓への負担
・発がん性が疑われる成分
・ホルモンバランスの乱れ(特に子どもへの影響)
・腸内環境の悪化
■ 遺伝子組み換え食品(GMO)のリスク
・動物実験では、内臓障害や腫瘍のリスクが報告された例もあり。
・農薬(グリホサートなど)とのセット使用で腸内細菌叢にダメージ。
・長期摂取の安全性について、完全なデータがないのが現状。
3. なぜ使用が続けられるのか?
企業や行政の立場としては、
・コスト削減
・見た目や保存性の向上
・安定供給
といった「効率」と「利益」が理由の中心にあります。
また、規制の緩さや表示義務の不完全さも、消費者の選択肢を狭めている要因です。
4. エピジェネティクスの観点から見た影響
エピジェネティクスとは、「DNAの塩基配列を変えずに、遺伝子の働きを後天的に変えるしくみ」のことです。
最近の研究では、
・食品添加物や農薬、環境毒素がエピジェネティックな変化を引き起こす可能性。
・特に胎児期や乳幼児期の暴露が、将来的な疾患リスクを高める。
といったことが報告されています。
つまり、今の食習慣が、将来の自分や子どもの健康に“遺伝的影響”を与える可能性があるのです。
5. 私たちが今すぐできる「身を守る方法」
✅ 1. 原材料表示をよく見る
・「○○エキス」「アミノ酸等」などのあいまいな記述のものは避ける。
・長いカタカナ名の添加物がズラリと並ぶ食品は控える。
✅ 2. 避けたいワード
・「安定剤」「保存料」「着色料」「甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)」など。
・「遺伝子組み換え不分別」と書かれているものも注意。
✅ 3. 「オーガニック」「無添加」「Non-GMO」表示の食品を選ぶ
・ただし、“なんとかヘルシー”表示に注意。
・信頼できる認証マーク(有機JASなど)をチェック。
✅ 4. 体の解毒機能を高める食事・生活
・デトックス力を高める(発酵食品、食物繊維など)。
・肝臓と腸をいたわる生活習慣を意識する。
・ストレス、睡眠不足も遺伝子の働きに影響を与えるため、総合的なケアが必要。

現代の食品には「目に見えないリスク」が潜んでいます。
でも、正しい知識を持ち、選ぶ力をつけることで、自分や家族の健康を守ることはできます。
「何を食べないか」ではなく、「どう選ぶか」が、これからの健康のカギとなります。
ぜひ、今日から意識してみてくださいね。



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