グルテンフリーの落とし穴? 正しく腸を守る食事のコツ
- サクマ マサヒロ

- 7月20日
- 読了時間: 2分
「グルテンフリー=健康」って思っていませんか?
最近では「グルテンフリー」という言葉がずいぶん浸透してきました。
パンやパスタをやめて、腸や肌の調子が良くなったという声も多く聞かれます。
でも、実はその一方で
「グルテンフリー生活を始めたけど、体調がよくならない」
「お腹の調子がかえって悪くなった」
「市販のグルテンフリー商品を食べているのに便秘気味に…」
という声も少なくありません。
その理由は、“グルテンを抜けば腸が整う”というわけではないからです。
グルテンフリーの“落とし穴”とは?
❶ 加工食品をそのままグルテンフリーに置き換えている
グルテンフリー商品(米粉パン、グルテンフリーパスタなど)は、一見ヘルシーに見えますが…
添加物・増粘剤・精製された糖質が多いものが多く、結果的に腸内環境を悪化させてしまうこともあるのです。
「小麦なしでも甘くてふわふわ」な商品ほど、裏面の原材料表示を要チェックすべきです!
❷ 食物繊維や発酵食品が不足しがち
グルテンフリー生活を始めたばかりの方がよく陥るのが、
「主食を抜いて、食事量が減ってしまう」
「腸の善玉菌のエサ(=食物繊維)が足りなくなる」
結果、便秘・お腹の張り・疲れやすさといった不調が出ることもあります。
❸ 腸のバリアを修復する“材料”が足りない
腸のバリア(タイトジャンクション)は、特定の栄養素を材料にして再生されます。
特に必要なのが
・グルタミン(アミノ酸):キャベツ・山芋・味噌汁など
・亜鉛・ビタミンA:卵・レバー・海藻・カボチャ
・発酵食品:納豆・味噌・ぬか漬け
これらが不足していると、腸の穴(リーキーガット)はふさがりません。
「小麦をやめたのに変化がない」という人は、腸の修復がまだできていないかもしれないので、栄養の見直しが必要かもしれません。



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